意外と多い悪徳業者によるトラブル

外壁リフォームは悪徳業者によるトラブルが相次いで報告されている業界です。失敗のない外壁リフォームのためにも、悪徳業者の手口や傾向を把握しておきましょう。

年々増加するトラブル・
被害の相談件数

リフォームに関するトラブルは年間に5,000件以上報告されています。その中でも外壁リフォームに関するトラブルは3割を占めているのです。特に訪問販売によるトラブルが多く報告されており、国民生活センターでは2005年と2010年に注意喚起を行なっています。しかし、トラブル件数は年々増加傾向にあり、今後も増えると予想されています。時代によって相談内容の傾向も変化を見せており、現在では契約書面や保証に関する相談が増えているようです。このように、年々巧妙化していく手口に騙されないためにも、被害事例を確認しておく必要があります。

悪徳業者による被害事例

お金

見積書よりも高額の費用を請求される

外壁リフォームのトラブルでもっとも多いのが、料金の支払いに関するトラブルです。当初、見積書に明記されていない部分の塗装を行ない、事後報告で請求を上乗せする業者もいます。その他では、「モニターになることで安い費用でリフォームできる」と勧誘して、実際には相場価格と同等の料金を請求されるケースもあります。

工事中

手抜き工事を施されてしまう

外壁塗装は塗装以外に足場の設置や、高圧洗浄といった作業を行なう必要があります。しかし、業者によってはその作業を行なわないケースがあるのです。塗料を薄めて使用し、経費を抑えようとする業者もいます。手抜き工事は外壁を保全するどころか、かえってダメージを与えてしまう恐れもあるので注意が必要です。

なぜ外壁塗装には
悪徳業者が多いのか

震える男性

価格が決まっていない

外壁塗装には決まった料金がありません。また、外壁リフォームの相場価格など一般人には分かりません。そのため、業者の言い値を受け入れてしまうのです。見積もりなどを提示されても専門用語が多く記載されているため、内容を正確に理解するのが困難です。このように悪徳業者は一般人の「無知」につけ込んでくるのです。しかし、外壁塗装には適正価格が存在しています。業者が提示する価格の妥当性をしっかり見極めることが大切なのです。

手抜き工事が分かりにくい

通常の外壁塗装では3回塗り重ねを行ないます。塗り重ねは塗料の効果を維持するためにも、重要な作業なのです。しかし、悪徳業者は塗り重ねの回数を減らしたり、塗料を薄めたりします。このような手抜き工事は素人では判断が難しく、被害に気付くまでに1~2年の時間がかかってしまうのです。費用が安すぎたり、工期が短かすぎたりした場合は、手抜き工事が施されている可能性があります。

失敗のないリフォームのためにも業者選びが大切なポイントになります。悪徳業者を見極めるためにも傾向を把握しておきましょう。

悪徳業者によくある手口

大幅な値引きを提案する

価格の安さや、大幅な値引きを提案するのは悪徳業者で多く見られる手口です。そのようなセールスを受けた際は、価格が安くなる理由などを質問すると良いでしょう。良心的な業者であれば、その内訳を詳しく教えてくれるはずです。その他では、施工事例や実績の提示を求めるのも効果的です。施工事例・実績に対して正確に説明できる業者は信頼ができるでしょう。

契約を口頭だけで済まそうとする

年配の方が遭いやすいトラブルとして、契約を口頭だけで済ます手口があります。契約内容を書面に残さないことで、身に覚えのない料金まで請求するのです。高額請求に対して異議を申し立てると、法的手段を示唆する内容が記載された請求書が送付されるケースもあります。多くの人が泣き寝入りをしてしまうのが、このパターンです。

提示する耐久年数が長すぎる

外壁に使用する塗料は種類によって耐用年数が設けられています。どんな高性能な塗料でも、最長20年程度が寿命です。しかし、悪徳業者は30年や40年と、ありえない耐用年数を提示します。オリジナル塗料を勧めてくる業者にも注意が必要です。自社開発の塗料と言っておきながら、市販の塗料を使用するケースも多く見られます。

不安を煽るようなセールス

悪徳業者の手口でもっとも多いのが、住宅の点検を無料で行なっていると言って訪問してくるケースです。実際に不具合は起きていないのに、リフォームが必要な場所があるとウソの報告をします。その上で「早急に修理しないと、大変なことになる」など、不安を煽るような言葉を並べ契約を急かそうとするのです。

このように悪徳業者はセールスの段階である程度見極めることが可能です。失敗のない外壁塗装のためにも、業者選びを適切に行なうことが求められます。

業者選びを正しく行なうポイント

複数社から見積もりを取る

先述の「価格が決まっていない」にも記載したように、外壁リフォームにかかる料金の相場を把握しておく必要があります。そのためにも、見積もりは複数社から取るようにしましょう。複数社の見積もりを比較することで、適正価格が判断できるでしょう。悪徳業者は契約を急かそうとする傾向がありますが、たとえ外壁に不具合があったとしても、1日2日でどうにかなるような問題ではありません。契約するまでの時間を作ることで、冷静に業者選びができるのです。

保証書を書面にしてもらう

外壁リフォーム後にトラブルが発生した場合も、保証があれば無償で修繕を施してもらえます。そのためにも、保証はしっかり書面に残してもらいましょう。その際は保証が適用される部位の確認も忘れずに行なってください。部位によって保証期間が異なるケースがあるので、それぞれの保証内容を正確に理解しておくことが大切です。外壁塗装の一般的な保証期間は2~5年となっています。

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